2009年11月06日

★SET


星が 食われる
雉が 汚れる
虹が 外向きに
空転を 空転を

ひねって 惑って
言葉は 苦痛だ
傷が 夜に 眠って
鬨を 遍く 渡らせた

知るべきことは嘘
知り得たことは無駄
その如き風の処方で
減速する兆し

鬼と 誰
信じてもいいのか
神は 休暇
壊せ

星が 食われた
どうだ まだだ
全て 一部の
空転で 偶然だ

猫
posted by rakuha at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

★解放


僕はいつも一人で
ブロックの街作ってた
親の理想に閉じ込められて
孤独に溺れていた
誰かを愛するとか
できないと思った
誰かを抱きしめる
強さもわからない

君が求めたものは
安心だろうから
僕はいつも
笑ってたんだ
君が寄り添うと
僕は逃げていた
そのぬくもりは
温かすぎたから

求め始めたことを
隠すためだけに
求められることを
全て叶えたよ
戻れないことは
わかっていたけれど
元から二人には
引力があった

僕らは今二人で
プロットの街作るよ
大人たちから解放されて
孤独を混ぜ合わせた
誰かを愛することが
簡単だと知った
君を抱きしめて
弱さを愛おしむ

僕が求めるものは……

猫
posted by rakuha at 20:49| Comment(1) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

★反発


もういいよね 形は
混ざり合って 溶けた
二人じゃなく 一つ
だから愛は 見えない

同じものでは
補い合えない
君と出会ったのは
不幸だった
だって僕らは
強欲だから
快感だけじゃ
物足りなかった

新しい人を 見つけるなんて
簡単なわけが ないのに
新しい人を 言い訳にして
二人 離れていくよ

同じものから
生まれることが
できるならば
幸せなのにね
同じ極は
弾きあって
遠回りでしか
再会できない

抱きしめる
境界をなくして
二人の意味は
曖昧になった
もし生まれ変わる
そんな日が来るなら
同じ魂に
包まれたいね

もういいよね こんなに
分かち合えた 心だから
言いたいことは 言わない
愛していないと 嘘つく

猫続きを読む
posted by rakuha at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

★ねじ


しょんべん野郎
這いつくばって
魂拾いな
俺は明日の
ねじを巻くから
忙しいんだよ

成功ばかり見て
ラリってんじゃねえ
まずは自炊しな
おい
お袋が病んでるぞ
なんで遠く見てるんだ

星になる前に
星を見つけな
誰が言ったんだ
夢は叶うなんて
叶わないことを
乗り越えた人が
見せる輝きを
まだ知らないのかい

それでも目指すなら
もっと厳しい言葉で
応援してもいい
その代わり諦めたら
その場で白状しな
誤魔化してるのは見たくない

俺は明日の
ねじを巻くから
その間くらい
汗を流せよ

猫
posted by rakuha at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月25日

★レトロ


君はベッドの上で
上着を羽織り直した
今更なのって聞いたら
「レトロなの」って答えた

いつの時代だって
抱きたい気持ち
変わらないはずだよね
「レトロって」って聞いた

無理やり引き寄せたら
別に拒否しなかった
男に従うのも
レトロなの だなんて

勘違いなのかな
ただ自由なだけかな
レトロってなんだろ
壊れたモノクロテレビ

僕はベッドの上で
蹴鞠を楽しんだ
君を抱きたいのは
いつだって変わらないけど

猫
posted by rakuha at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

★ニュールンベルクでささやいて


疲れたを通り越して
生きている感覚しかない
音楽隊に唾を吐く
唾液さえ出てこない

それでも夢は迫り
あの日あの場所を映す
あなたはまだそこで
灯を失っていませんか

神様がいるならば
残虐な天使をここに
あの者どもを駆逐して
光を返してください

もう一度 あなたに
ささやいてもらえるなら
そんな希望 本当は
とっくに失ったけれど

あの空 あの運河 あの家
全部 忘れることはなく
あの家 あの部屋 あなた
ニュールンベルクの日々

ガスのにおいに埋もれて
最後の夢を見る
私にはわかった
あなたが迎えに来る

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posted by rakuha at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

★金魚鉢


ある日河童がやってきて
金魚鉢に住み着いた
カレーが大好きな彼は
ドイツ語も話せる

朝が来ると
グーテンモルゲン
昼になると
金魚鉢からコンニチハ

いつか訪れる
さようならのために
君に捧げるよ
太陽浴びた水を

二匹の金魚と仲良く
揺らめいているから
少しだけ泣いたこと
きっと知らないんだろ

君が泣いた時も
僕は気付かないだろう
そっと伝えてくれよ
Auf Wiedersehen!

猫
posted by rakuha at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

★I hope to see you again


湖の入り口で
大きく手広げて
風を受け止めて

大地に捧げて
想いを預けて
でも 忘れられない

I hope to see you again

雷の叱責で
小さな手握って
風を追い出して

涙に捧げて
想いを隠して
ただ 忘れられない

I hope to see you again

幸せの記憶は
未来を蝕むだけ
不幸でもいい
悪でもいいから
もう一度目の前に



I hope to see you again

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posted by rakuha at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月14日

★一夜城


一夜城
我此処に在り
我のみ此処に在り
友死に
共に死ねず
意味も無く
此処に城造る

一夜城
我草を食む
我の屍の予感で
獣共涎垂らす
叶わぬだろう
腐敗した魂
鬨から逃げ
時を偽り
解き放てず
此の城に篭り
意味も無く草を食む

名を残すとか
名を貰うとか
其れが誉ならば
明日にでも目指そうか
嘘だ
嘘を重ねて来たから
嘘の様な城に眠る

一夜城
誰も知ら無い所

猫
posted by rakuha at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月12日

★雨と君


どうせ雨は止んでしまうんだ
君は傘を待つのをやめる
どうせ僕は二番目なんだ
君の笑顔は毒になるから

残酷な言葉が快感なんだろ
だからあいつが必要なんだろ
ふだんは優しくされたいんだろ
だから僕が少し必要なんだろ

いちばんひどいのは君自身が
そんなことには気づいてないこと
いちばんひどいのは君自身が
それなのにとても素敵なこと

いつまでも雨はやまない
僕は歩きだしてしまう
いつまでも雨はやまない
君にとどまり続けてしまう

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posted by rakuha at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ★減速する眼差し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする