2015年10月31日

わからないまま


太陽を追いかける日々が終わり
闇に溶け込む準備が必要だった
海に背を向けて座り
時代が通過した音を探す

生きることは死に向かうことだと
教えてくれた人がいる
私は未だにわからない
毎朝自分の命がわからない

さようならを言わずに
並行世界で笑っている
争いを知らない先祖たちが
手招きをしてくる

何度も旅をしている君は
徳山駅を知らなかった
岡山から下関まで
起きていることがなかった

太陽が土に還った
闇は大きく息を吸って
星々から残り香を吐き出す
いつだって迎え入れるつもりで

君は去っていく運命だ
光が光である世界へと
私はいつまでもわからない
誰の命もわからないままだ
posted by rakuha at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | すごろく詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月09日

博多地下


地下鉄を走る幽霊
気付かれるかな
気付かれないかな
天神を通り抜ける

地下鉄で眠る幽霊
太陽は届かない
ちらちらと遠くで
命が揺れている

変わっていく街の
変わっていく地下で
変わらないものを
求めた末路は

地下鉄に乗った幽霊
皆が知らんぷり
博多駅の激流も
ただ通り抜けるだけだった
posted by rakuha at 23:06| Comment(1) | TrackBack(0) | すごろく詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月01日

「無責任」四十四号

清水らくは・浮島(無責任.zone)によるweb詩歌誌第四十四号です。

musekinin44.pdf
posted by rakuha at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 無責任 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする