2011年01月27日

★ささやき


まだ本当の夜を知らない時
閉じ込められた物置の中で
私は新しい世界を知ったつもりでいた
光の無いその世界では
確かなものはあまりないので
私はずっと指をくわえていた
私だけは消えてしまわぬように

光あふれる夜の下では
私など要らないのではないかと思う
太陽の熱に溶け込んでしまっても
気付かぬまま時は流れて
私に似た誰かが
私に似た何かをしていて
そんな繰り返しにも誰も気づかない ふり

灯りを全て壊して
鼓動をトイレに吐き出して
布団をかぶって震えた
それでも光は私を探し当てて
隠微なささやきを繰り返すのだ
君は必要なんだ
意味はあるんだ
君だけの世界だ
そんな言葉で世界は決して私を離さない

逃げられないことに気が付かなかった
あの頃の自分を取り戻して
勘違いでもいいから
夜もあざとすぎるこの世界で
もう一度私を見つけたいんだ

リボン

自分探しは、やめた瞬間見つけられるものがある。
posted by rakuha at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ★レディ・プロティノス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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