2015年09月13日

始点から始点

遠く桜島まで見渡せる観覧者なのに
ずっと新幹線の始点を眺めていた
高速鉄道が止まらざる得ない
全てがゼロを約束される場所

トンネルを抜けるたびに
それほど景色が変わらないと知った
目的地だけが目的な人々の
寝顔が車窓に映っていた

何度乗っても新幹線は
心にくさびを打ち込む
通り過ぎていく町の
回覧板が気になる

ゆっくりだと思っていた観覧車が
終わりに近づいてきた
この土地を離れられない車
この土地に留まらない私
posted by rakuha at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | すごろく詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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