2015年10月31日

わからないまま


太陽を追いかける日々が終わり
闇に溶け込む準備が必要だった
海に背を向けて座り
時代が通過した音を探す

生きることは死に向かうことだと
教えてくれた人がいる
私は未だにわからない
毎朝自分の命がわからない

さようならを言わずに
並行世界で笑っている
争いを知らない先祖たちが
手招きをしてくる

何度も旅をしている君は
徳山駅を知らなかった
岡山から下関まで
起きていることがなかった

太陽が土に還った
闇は大きく息を吸って
星々から残り香を吐き出す
いつだって迎え入れるつもりで

君は去っていく運命だ
光が光である世界へと
私はいつまでもわからない
誰の命もわからないままだ
posted by rakuha at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | すごろく詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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