2006年05月28日

★リトル



竹槍で飛行機を堕とす
原爆で針穴を壊す

愛で
地球
救うより
まずは
自分を
救ってみせて

ロケットの打ち上げを
花火のつもりで待っている

不老
長寿の
薬より
優しい
瞳で
微笑んで

ほらここにも
古代人の足跡が
でもその下からは
現代人の爪跡が
ほらあそこにも
歴史の残した栄光が
でもその後ろには
新世界の負債者が
ほらそして……


猫
posted by rakuha at 15:18| Comment(1) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月27日

★思い出



コーヒーに指先浸し
冷たさ肌を蝕む
君を思い出していた
薄れ行く不幸の証

柿の葉に隠れている
海のにほひ油で焼いた
夢を見ていたよ
美しくはなくても

新しく見つけた
オルゴール聴くために
君がいた現実
確かめたかった

風が靡かせたポニーテール
そんなものに恋をしていた
苦笑しかしていなかった口が
心の奥とつながっていたよ

コーヒーの滴る指先
いつか誰かに届くために
君を思い出している
心の奥から思い出している


猫
posted by rakuha at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★空、あ……



ゴメン
もう
強く
なれないよ
君との
約束
なくして
いいかな?

早く
走った
あの日
二度と
戻れない
許して

前より
少し
小さく
なった?


言える
全て
ここに
置いて
帰る

いつか
と思ってた

君は
二度と
戻らない
あの日
どう
変えてみる?



あ、また……


猫
posted by rakuha at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

★信じたい



きつく縛られたまま
ベランダに放り出されている
口をきけないまま
雪もちらつき始めている

それでも君を信じていたい
春がくるまで待っていたい
夢じゃないこと思い出す
信じたい信じたい信じたい信じたい

始めて見た笑顔
手のひらからこぼれたもの
優しさが生み出したのは
二人の逆転だけじゃない

涙も凍りついたまま
白く視界曇っていく
愛を語れないまま
心深く閉ざしていく

それでも君を信じたい
夜の痛みで過ごしたい
血のない傷をなめ合って
沈みたい沈みたい沈みたい沈みたい


猫
posted by rakuha at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

★光よ






あなたは
どの色の
罪を
選ぶのだろう




あなたは
どの季節に
我を
失うのだろう

強さを
力を
下さいと
叫び
倒れた
あなた
神は
何を
平等に
与えたのか
嘆き
悲しんでも
答えなんて
ない




あなたは
どの希望に
夢を
託すのだろう




あなたは
どの瞬間なら
真実を
確かめられるのだろう

光よ
闇を覆え
光よ
全て照らせ
ないものねだりで
負けてしまった
あなた
誰が
救えるでしょうか
誰を
求めるでしょうか
神は
見ている
神は
待っている
そして
終わっていく
全てが
終わっていく

 

猫
posted by rakuha at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

★夢の十字路



扉を開ける鍵を拾ったから
泥沼も歩ける靴が買えたから
些細なことでもいいから
飛び出してみたかったある朝

いつも見ていたはずの街路樹
昨日も付いていたはずの紅葉
なのに今輝いている
胸に手を当てて息を吸う

儚さは今夢の十字路で
月の影その光を見る
孤独が二つ手をつなぎ歌う
時計の針を袋に詰めた

わからないことがあるうちに
この道だけは踏みしめてみたい
泣きたい日には鏡の中で
踊っていられる夢で笑った

切なさも今夢の十字路で
風の速さで踵を返す
孤独が二つ思い出で回る
さようならは言いたくなかった


猫
posted by rakuha at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★嘘つき



空のボトル
何を覚えているの?
空の色を
吐き出してから

波の音が
揺らす記憶
物語が
一歩を与える

「今の顔を
忘れてしまって」
そして君は
涙を売った

親知らずが
まだ痛まない
「嘘つき」
それは君だった


猫
posted by rakuha at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★失くした腕


天を駆ける
翼を貰う
だけど
腕を失くした

だまされたって
言いたいんだ
だけど
理解してる

戻れない
大地にも
この手で抱く
優しさにも

今を生きる
そんなことが
失くした腕に
痛みを覚ます

失くした腕が
痛みを覚ます


猫
posted by rakuha at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★月を見ていた


月を見ていた
幼いあの娘は
時のはざまが
呼んだ幻影
もしも世界が
半分壊れても
「私は大丈夫」
そう、笑った

仲間に貰った
小さなペンダント
首にかけずに
いつももてあそんでいる
家に帰れば
「待ってる人がいる」
言い残したまま
そっと消えていく

変わらないもの
捨ててしまった
変われないもの
残していった

月を見ていた
幼いあの娘が
絶えず探している
風を見つけた
もしも世界が
半分壊れたら
「僕は駄目だよ」
少し、笑った


猫
posted by rakuha at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ★帰り道には気を付けて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする